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2019年3月10日日曜日

わたモテ152話のアレコレ

152話色々盛り上がりつつも、解釈や感想に色々見られたので、自分なりに整理してみた


基本最初から見ていく感じの順番で書いてます。
当たり前ですが、🦐の主観や想像も含まれるので、話半分でOK

■うっちーの立ち位置 in 猫s

ワガママ≒自分の願望が表れだした内さん

色々ワガママなり抜け出たりして迷惑掛けてきても、今まではなんとかやっていた猫s。
しかし、"みんなが頑張れば行けたのに"という"味方を責める発言"は、不満を爆発させるのに十分なダメージはあったと思った。

チームプレイで言われたらテンサゲなりますからね

で、クロキ蠱惑前の内さんはどういう立場なのかを考えると、あまり騒がず的確な発言が出来るリーダー、あるいは参謀的存在だったんじゃないかなというのが一つ。

根拠としては、
・入学時の焦ってる宮ちゃんと冷静な内さん
・表情は少ないが的確な発言や対応が多い(周りの反応からの類推
・仲良くなる直前のころの冷静さ、行動力
あたり。

猫sの今までの動揺のしかたから、今まで内さんが自分のワガママを押し通すというのはあまりしてこなかった可能性は高い。

クロキへの執着は、それらを突破してしまった。

仲直りしたのに即クロキ優先

8Pで仲直りしたのもつかの間、またクロキ優先行動をする。

ワガママは収まったわけではなく、友達の存在を思い出しただけで優先度はまだクロキの方になっている模様。

かよさんがイラっとしてるように、この行動はマズイ物として不穏な空気を産んだ描写になっている。

これに対する感想として"うっちーはもっと猫sのこと考えて欲しい…"という声もあり、🦐もそう思った。

うっちーの描かれ方

一つ思ったのは、うっちーが"自分のワガママと、仲間への気の使い方、そのバランス取りに慣れていない"というのを描いているのではないか?ということ。
今まで、押し通したいほどのワガママを持った事がなかったかも知れない。

少女漫画らしい表現の一つに"彼氏との付き合いに寄り過ぎて、友情が危機…"と言うものに近い感触。

猫sにも彼氏持ちは居るため、そのバランスについては見ているはずだが…

うっちーのやや奔放で不慣れな行為は、自分の感情を自分で押し隠し、公言しない/できてない状況とも重なるため、その壁の突破を今後の展開として持ってくるかも知れない(もちろん少女漫画風の流れで)

うっちーが自分の行動に違和感を持っていない(いなかった)、と言う点がポイントのように思える。

■もこっちの自己犠牲?

ムーブの評価

個人的にここは初期もこっち的なムーブに思った。
不穏な空気を自分がなんとかしたいというのも、やや客観的、あるいは物語的な見方と言える。
(良く分かってないのに、分かったつもりで色々動いちゃうのに似てる)

今回は自分たちより3-5の方が大事なのか?みたいな、主観的な問題が原因である。
誰かをスケープゴートにするというのは、根本解決になってない。

本に夢中になりすぎだからといって、本を嫌いなように仕向ければ解決というわけでもない。

もこっちはどれだけ成長したか

リア充の仲間入り(喫茶店)したりして成長したと自分で思ってても、相手が何を思ってるのかまでは掴み切れていない、というのは、大学見学前にゆりちゃん、ネモに対しても失敗していたとこから感じられる。

"こうすればOKだろう"と思って行動し、失敗するというのはわたモテらしい、あるいはもこっちらしいとも言えるのでは。

あとは8~9Pのあの行動選択は酷いのでは? という点だが、経験不足、自己評価の低さ、ラノベ知識、緊張感、内さんの考えがよく分からない…などあるため難しい問題と思った。

逆にどういう言ってあげれば正解だったのだろうか。
(何も言わないのも解答の一つ。 猫sの人達のこと優先してあげなよ、だなんて、猫sの誰かと密に仲良くないと難しそうだ)

少しずつ慣れてきたとはいえ、自分への好意が元でギスってるのとか経験が少ないのもありそう。
恋愛じゃなく、友人関係であっても、片方の贔屓は気分が良くないということは経験が少ないかも知れない。


■猫sの応援?

猫sが応援してくれるかどうか

これは一部してくれるが、一部はしない、一部は不服ながら…といった感じで、様々だと思う。
下記は🦐が持った印象

・眼鏡さん:耳年増で興味から背中を押しそう

・かよさん:うっちーが変になったりいちいち抜けちゃうのが困るため、その改善を最優先しそう(なので、もこっちにも仲良くしてやって欲しいと言ったのでは。
もこっちと仲良くしてうっちーが前の状況に戻るならそれでいい、というさっぱりした(あるいは合理的な)考えを持っていそう

・宮ちゃん:表面上うっちーが望む事はなるべく出来るようにするだろうが、別グループの人を追いかけるのはやっぱり寂しいのでは

・グラデな人と三つ編みの人は、ある程度距離を持って見守っている感じ。
 なので、全力で応援する人は恐らくまだ居ないと思われる。
眼鏡さんも、あくまで面白いからだし。

自分の気持ちの否定とその突破

周りの理解が増えた事で、うっちーは自分の気持ちに向き合わざるを得なくなった。
猫sも、向き合う事自体には応援してくれると思う。

素直になることで猫sとの関係は改善されるし、そうなればうっちーも"自分がやってきた行動"に気づいて、猫sに何かしら感謝なり謝るなりするかも知れない。

つまり、まだ決着は付いていないので、うっちーやもこっちの行動が良かったか悪かったかはまだ判断出来ないかな~といった感じ。

■今後の展開

波乱…?

うっちーが照れ隠しでキモいと言ってしまい、涙目になって走り去るもこっち
(これ自体もうっちーが涙目で走り去ったことの対比になってる)

この後加藤さんたちに合流した後どうなるのか、気になってしょうがない。

…というより、この後の転がし方次第でシリアスにも良い話にも気落ちする話にもなりうるため、非常に難易度が高いポイントだなぁと思った。

でもきっと、谷川先生なら良い感じに持って行ってくれるに違いない…。
備えよう。

■まとめ

上記つらつらと書いたが、ボンヤリ描かれた点と、🦐なりの解釈・整理についてまとめる。

・うっちーの性格について

現状仲間(猫s)のことが見えていなかったが、以前はそうではなかった。
 (つまりうっちーは元々ウカツムーブする人間ではなかった)

周りが見えていないこと、ないがしろにしているのと、うっちーが自分に対して嘘をついたり気持ちを隠したりしていることが並列で描かれている。
(つまり、自分の行動が変であることの自覚が薄い)

自覚の壁を突破出来たときに、正常な状態に戻りそうな予感はする。

・もこっちのムーブについて

もこっちは自分が成長したと思っているが、まだまだだという描写もある。

もこっちが気を使えるようになってきたのは確かだが、その行動が全て正解とはまだ言えない段階…という表現に思える。

・総じて

もこっちもうっちーも年頃の女の子というか、多感かつたまに自分勝手なとこもあり、成長しているが侮ったり失敗する事もある、等身大な表現のように感じた。

神視点からこうすれば良かったのに、と言える点は幾つかあるものの、状況や各々の主観や分かっている範囲の狭さを考えると、下手にこじれずすんなりした流れな方では無いかと思った。
(全キャラクターが理論的にベストな行動を取れるわけではないし)

猫sの分析&対応&理解力が非常に高く、全キャラクターがベストな行動を取れるのでは、という感覚に陥ってしまったところはあった。



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